ももいろペリカン日記

今日を留めるブログ

青い鳥はどこにいるの

先日から世界文学全集を集めている。

時々、古本屋に手頃な価格で出てくるので少しづつ買って並べている。

この春から小学校に上がるから、

絵本から、文字の多い本に移行する時期かなと思っている。

「お母さん、これ読みたい。」と最初に息子が手に取ったのは、メーテルリンクの「青い鳥」。

表紙の絵に惹かれたようだ。チルチルとミチルが手を繋いでいる姿に、妹と自分を重ね合わせたらしい。

幸せの青い鳥はどこにいっても出会えず、見つけたと思えば消え、いないと思ったら身近にいて、それも掴んだと思ったらとたんに逃げてしまった。

幸せの青い鳥はどこかにいる、けれども、ずっと掴んでいられない。

子供をいつまでも側で見守ってやりたいけれど、この世の別れは必ずくる。

今日も息子の言葉を聞いて涙がにじんできた。

「お母さんと、妹と、ずーっと一緒に暮らすんだ。」

 

心に文学を織り込んで、力強く人生を突き進んでほしい。

青い鳥はどこかに必ずいるから。